洛東の寺社

智積院 chishakuin

智積院t

智積院の概要

真言宗智山派のお寺で、全国約3,000ある真言宗智山派の寺院の総本山です。
慶長5年(1600年)に建立され、総門、本堂、大書院は江戸時代のもので、ご本尊は金剛介大日如来。
大師堂では、真言宗の開祖である弘法大師空海が祀られています。
真言宗智山派の大本山寺院としては、成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院があります。境内には、国宝である大書院障壁画をはじめ、数々の重要文化財、名勝、京都府指定有形文化財があります。

境内では四季折々の花木を楽しめるところが智積院の大きな魅力で、寺紋になっている桔梗は金堂への道の両側に植えられています。
「利休好みの庭」はサツキの名所としても知られており、美しく刈り込まれ細部まで手入れされています。

さらに、金堂の裏にはたくさんの紫陽花が咲き、ゆったりとした雰囲気の中楽しむことができます。

 

智積院で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★梅、★桜、★皐月、ツツジ、クチナシ、木蓮
【夏】★紫陽花、桔梗、蓮、百日紅
【秋】★紅葉、桔梗
【冬】★梅

 

智積院の見どころ

障壁画

収蔵庫には長谷川等伯一門による「桜図」「楓図」をはじめとする桃山文化(16世紀)の数々の国宝の障壁画は大切に収められています。
金箔をふんだんに使った絢爛豪華な色彩を背景に、力強い大木が描かれています。

庭園

 

名勝に指定された庭園です。
「利休好みの庭」と伝えられ、中国の廬山を模して作られており、江戸時代の名作庭家だった小堀遠州により作られました。
狭い敷地を広く見せる遠近法を取り入れた池泉廻遊式の庭園で、5月から6月にかけてツツジ、皐月がいっせいに花咲き、秋には紅葉が楽しめます。

 

四季の花

 

境内では一年を通して、美しい花が楽しめます。

・3月~5月 梅に始まり木蓮、桜、ツツジ、青もみじ、菖蒲、サツキ、クチナシ。
・6月~8月 紫陽花、桔梗、蓮、百日紅。
金堂(智積院と中心的な建物)の裏手に紫陽花が咲き、隠れた紫陽花の名所と言わています。
・11月 紅葉。美しいもみじの木々が広がります。燃えるように鮮やかな赤と松の緑の色のコントラストが見事な景色。
・12月~1月 澄んだ空気の中、見事な雪景色。1月は梅の花が蕾をつけます。

これほど1年を通して様々な花が楽しめるところはそう多くありません。

 

智積院の基本データ

◆住所:京都府京都市東山区東瓦町964
◆電話番号:075-541-5361
◆拝観時間:9:00~16:30
◆拝観料:境内無料 庭園・収蔵庫 大人 500円/中高校生 300円/小学生 200円
◆休日:無休
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:市バス「東山七条」から徒歩3分/京阪電車「七条駅」から徒歩10分
◆駐車:あり
◆公式サイト:https://chisan.or.jp/