下鴨神社の概要
下鴨神社は正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。
ご祭神は、西殿に「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」、東殿に「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」が祀られています。
賀茂角身命は古代京都をひらいた神様で、世界平和、五穀豊穣、導きの神など多方面の神徳があります。
玉依媛命は婦道の守護神として縁結び、子育ての神様で、どちらも人々の暮らしを守る神様です。
干支の守護神、言社(ことしゃ)もあります。
京都の社寺では最も古い神社とされ、崇神天皇7年に神社の修造の記録があり、この時に創建されたと言われています。また境内に31棟の国の重要文化財があり、貴重な建物が多くあります。
また「古都京都の文化財」として、日本で5番目に世界遺産に登録された神社で、東西の両本殿は、国宝にも指定されています。
境内には「君が代」の歌詞にある「さざれ石」があります。
神霊の宿る石とされ、パワースポットとして人気です。
下鴨神社で楽しめる花
★は名所・特におすすめ
【春】桜、光琳梅、山吹
【夏】青紅葉
【秋】★紅葉(12月)、イチョウ、萩
【冬】 -
下鴨神社の見どころ
糺の森(たたずのもり)
下鴨神社の表参道を中心に広がる3万6千坪の広さを誇る広大な森で、昔は150万坪にもおよんでいたとも言われています。
古代の姿そのままに留めているという森には、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹を中心に、樹齢600年から200年の樹木が生い茂っています。
小川のせせらぎを聴きながら森の神聖な澄んだ空気を感じて、ゆっくりと散策できます。
また、秋には紅葉も楽しめます。
他の寺社よりも遅く紅葉するので、12月上旬からが見ごろになります。
相生社(あいおいのやしろ)
下鴨神社の楼門の手前に「相生社」という小さな社があり、縁結びのパワースポットとして注目されています。
ご祭神は宇宙の生成力を神格化したと言われる「産霊神(むすびのかみ)」で、古代から縁結びの神様として知られています。
相生社の真横には、「連理の賢木(れんりのさかき)」という御神木があります。
2本の木が繋がり、さらには根元に子どもの木も生える縁起の良い木で、縁結びはもちろん、安産、育児、家庭円満の御利益があります。
河合神社
下鴨神社の摂社である河合神社は女性守護として信仰を集める神社です。
御祭神は神武天皇の母「玉依媛命」を祀り、玉依媛命が玉のように美しかったことから、美麗の神として崇められています。
手鏡の形をした鏡絵馬が有名で、絵馬にあらかじめ書かれているお顔に自分化粧品を使ってメイクをし、裏面に願いを書いて託すと、外見だけではなく内面も美しくなれると言われています。
下鴨神社の 基本データ
◆住所:京都府京都市上京区下鴨泉川町59
◆電話番号:075-781-0010
◆拝観時間:6:30~17:00(時期により変更あり)
◆拝観料:無料 ※特別拝観「大炊殿」500円(中学生以下無料)
◆休日:無休
◆ライトアップ:あり(年による)
◆アクセス 市バス「下鴨神社前」で下車すぐ/JR「出町柳駅」から徒歩12分
◆駐車場 あり
◆公式サイト https://www.shimogamo-jinja.or.jp/