洛中の寺社

京都御苑 kyotogyoen

京都御苑 門l

京都御苑の概要

平安時代から明治に至るまで千年以上にわたり天皇の住まいとされていた場所です。
江戸時代は140以上の宮家や公家の邸宅が立ち並んでいました。
明治に入り都が東京に移ったことで、公園へと整備され市民に開放されました。
総面積は92ヘクタールと広大です。

京都御苑 庭園

 

京都御所をはじめとする遺構があり、歴史を感じる場所です。
苑内には100年を超える樹林が立ち並び、広大な敷地の中で四季折々の約500種以上の植物を楽しむことができます。
また、野鳥の観測地としても有名で、苑内で繁殖する鳥も確認されています。
自然に親しむ場所として「母と子の森」「トンボ池」「出水の小川」などが整備されています。
「森の文庫」では植物や生物など自然についての本が置かれおり、閑院宮邸跡の収納展示では自然や歴史について学べる場所があります。

 

京都御苑で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★桜、★桃、★梅、木蓮
【夏】百日紅
【秋】★紅葉、★イチョウ、藤袴
【冬】★蝋梅、梅

京都御苑 紅葉

 

京都御苑の見どころ

四季の草花

京都御苑 木蓮

 

京都御苑内には約500種以上の植物があり、一年を通じて楽しめます。
1月の蠟梅(ろうばい)の開花から始まり、小さな黄色い花をつけ、甘く芳しい香りが漂います。
2月中旬になると約130本の梅の花が咲き始め、蛤御門を入った南側に梅林が広がっています。
3月中旬からは、梅林に隣接している約70本の桃が開花します。

京都御苑 桃 梅

 

苑内には約1,000本の桜があり、春は早咲きの枝垂れ桜が3月中旬に咲き始めると、さまざまな種類の桜を5月上旬まで楽しめます。
梅・桃・桜を同じ場所で鑑賞できる場所はなかなかないので、美しい花々の共演は必見です。

京都御苑 枝垂れ桜

 

寺町御門そばの百日紅も美しいです。

秋は、ひときわ大きいイチョウの木が見ごたえ十分です。
樹林の種類も多いため、広大な敷地の中で鮮やかな色に染まった紅葉を見ながら、ゆっくり散策できます。

京都御苑 大イチョウ

 

京都御所

京都御所

 

明治に至るまでの約500年、天皇の住まいだった場所です。
建物は焼失と再建を繰り返し、現在の建物は安政2年(1855年)に平安時代の内裏の姿にならって再建されたものです。無料で通年公開されています。

拾翆亭(しゅうすいてい)

日本の公家の頂点である「五摂家」のひとつであった「九篠家」の現存する唯一の建物です。
約200年前の江戸時代後期に建てられ、全体が数寄屋風書院作りで当時は主に茶会の離れとして使われていました。
二階からは九篠池や高倉橋を含めた美しいロケーションが眺められます。

入れる日は決まっており、主に金曜日と土曜日および葵祭と時代祭の日なので、事前に確認をおすすめします。

 

京都御所の 基本データ

◆住所:京都府京都市上京区京都御苑3
◆電話番号:075-211-6365
◆拝観時間:9:00~16:30(季節により前後あり)
◆拝観料:無料
◆休日:無休
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:
・市営地下鉄鳥丸線「丸太町駅」から間之町口まで徒歩5分/「今出川駅」から乾御門まで徒歩5分
・京阪電車 「神宮丸太町駅」から富小路口まで徒歩15分
「出町柳駅」から石薬師御門まで徒歩20分/市バス「府立医大病院前」から 徒歩7分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://fng.or.jp/kyoto/