洛北の寺社

平野神社 hiranojinja

平野神社 参道

平野神社の概要

794年の平安遷都の際に平城京から遷座したことに起源をもつ神社。
伊勢神宮や上賀茂神社と並ぶ格式をもつ神社のひとつです。
歴史の深さから源氏や平氏の氏神としても信仰されました。
のちに衰退しますが寛永年間(1624年~1644年)に西洞院時慶によって再興されて現在の社殿が造営されました。

平野神社 鳥居

 

平野造りと呼ばれる独特な構造の本殿は現在重要文化財に指定されています。
桜の名所として知られていて、魁(さきがけ)桜という京都でも特に開花の早い品種を皮切りに約1か月にわたり60種近い品種の桜を楽しめます。
中には平野神社原種の珍しい品種もあります。
また、夜桜は「平野の夜桜」として江戸時代から有名で、桜の開花時期には夜間開放されて風流な光景が楽しめます。

平野神社 桜 参道

 

平野神社で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★桜
【夏】  –
【秋】紅葉、★紫式部、彼岸花
【冬】南天

平野神社 桜

 

平野神社の見どころ

本殿

平野神社 本殿引用元:https://www.hiranojinja.com/

 

4殿2棟からなる江戸時代前期の建築で重要文化財に指定されています。
今木皇大神など4柱の祭神を祀っていて、平野造りという独特な構造をもつ建物です。
拝殿や回廊など周囲の建物を含めて檜皮葺の屋根が風情ある雰囲気を作り出しています。

 

桜苑

平野神社 門2

 

寛和元年(985年)に花山天皇がこの地に桜の木を手植えして以来、京都随一の桜の名所として知られていて、現在は60種以上の桜を楽しめます。

平野神社 桜3

 

京都の開花を告げるという魁桜を始め、豪華な色合いの八重桜や白く大ぶりな花びらが美しい大内山など、他では中々見られない桜が咲き誇ります。
江戸時代から夜桜の名所としても有名で、作の開花時期には闇夜に照らされた幻想的な桜の風景を堪能できます。

すえひろがね

平野神社 すえひろがね

 

樹齢400年を超えるご神木のクスノキの下にある大きな岩。
餅鉄(べいてつ)と呼ばれる鉄分を多量に含んだ鉱石で、昔から神が宿るとされて信仰されてきました。
現在では平野神社屈指のパワースポットとして知られていて、社務所で入手できる磁石入りのお守りを張り付けることでパワーを吸収できるといわれています。

 

平野神社の基本データ

◆住所:京都府京都市北区平野宮本町1
◆電話:075-461-4450
◆拝観時間:6:00~17:00(桜の開花時期は21時頃まで)
◆拝観料:無料
◆休日:無休
◆ライトアップ:あり(桜の開花時期)
◆アクセス(京都駅から)
京都市バス205、50系統 衣笠校前下車、徒歩約3分
京福電鉄北野線 北野白梅町駅降車、徒歩7分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://www.hiranojinja.com/