光明院の概要
1391年(明徳二年)、室町時代初頭に東福寺の塔頭として金山明昶によって創建されました。
虹の苔寺とも称され、重森三玲作庭の枯山水「波心庭(はしんてい)」が有名で、「煩悩がなければ、仏心という月は波に映る」という禅の教えから名づけられた美しい庭園です。
東福寺の六波羅門からすぐの場所にあり、特に決められた拝観料は無く、入口にある竹筒に志でお金を入れます(目安は300円~)。
光明院で楽しめる花
★は名所・特におすすめ
【春】皐月、ツツジ
【夏】苔
【秋】★紅葉、苔、芙蓉
【冬】 –
光明院の見どころ
波心庭(はしんてい)
作庭家として名高い重森三玲のモダンな枯山水庭園で、東福寺方丈庭園とともに昭和14年(1939年)に作庭されました。
「光明院」の名前から発想して設計された庭園で、仏様に見立てた真ん中にある三つの石(三尊石)から放たれる光の先に75個の石が配置されています。
本堂・書院・茶室のどここら見ても美しいバランスになっており、きれいに刈り込まれたツヅシと皐月は雲を表しています。
雲嶺庭(うんりょうてい)
前庭である雲嶺庭には、勝負の守護神「摩利支尊天(まりしそんてん)」が鎮座しています。
摩利支尊天は陽炎を神格化されたもので、実体が無く傷つけられることもないため、戦国武将たちから信仰されていたと言われています。
円窓から玄関前の雲嶺庭が見えます。
光明院の基本データ
◆住所:京都府京都市東山区本町15丁目809
◆電話:075-561-7317
◆拝観時間:7:00頃~日没ごろ迄(季節により変動)
◆拝観料:志納金300円~
◆休日:無休
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:JR・京阪「東福寺」駅 徒歩約15分/京阪「鳥羽街道駅」徒歩約7分
◆駐車場:あり(1台無料) ※東福寺には無料駐車場が複数台あり(紅葉時期は使用不可)
◆公式サイト:https://komyoin.jp/