梅宮大社の概要
京都市西部に位置する神社で、もともとは橘氏の氏神として知られていて、奈良時代に創建されました。
平安時代前期に、嵯峨天皇の皇后橘嘉智子(檀林皇后)によって現在の場所に遷座したといわれています。
伝承から子授け・安産の神として信仰を集めているほか、祭神の名前から酒造の神としても知られています。
池を中心に構成された庭園は四季折々の花が美しく、梅、桜、霧島ツツジ、菖蒲、紫陽花、紅葉など1年を通じて美しい光景が楽しめます。
また、猫の神社としても知られていて、境内では多くの猫が自由に歩き回っています。
あちらこちらで、のびのびと過ごす猫たちに癒されます。
梅宮大社で楽しめる花
★は名所・特ににおすすめ
【春】★梅、桜、霧島つつじ、杜若(4月下旬~5月)、久留米ツヅシ、平戸ツツジ(4月下旬~5月)
【夏】霧島ツツジ(6月頃まで)、花菖蒲、紫陽花、★睡蓮
【秋】紅葉、椿
【冬】蝋梅、椿、早咲き梅
梅宮大社の見どころ
本殿
元禄13年(1700年)に徳川綱吉の命によって再建された建物で、現在は京都府登録有形文化財です。
祭神として酒造の神である酒解神(さけとけのかみ)をはじめ4柱の神様が合祀されています。
とりわけ橘嘉智子がここで祈願して皇子を授かったという伝承から、子授かり・安産の神としての信仰を集めています。
本殿の横には「またげ石」という2つの丸い石があり、これをまたぐことで子宝に恵まれるといわれています。
神苑
3000坪にも及ぶ広大な池泉回遊式庭園。
江戸時代に作庭されたといわれていて、咲耶池を中心とした東神苑、勾玉池を中心とした西神苑、椿と梅苑で構成された北神苑に分けられています。
嵐山を借景として景観が構成されていて、池には石造りの八橋がかかり風情ある光景が楽しめます。
とりわけ梅宮大社は1年を通して花が美しいことで有名で梅や桜に始まり初夏の花菖蒲やカ杜若、紫陽花、秋の紅葉、冬の椿など、季節の花々が庭を彩ります。1年に何度も訪れたいスポットです。
随身門
文政3年(1830年)再建の門で現在は京都府登録有形文化財。
瓦ぶきの楼門で重厚な雰囲気が漂い、楼上には酒造の信仰から酒樽がたくさん積まれています。
梅宮大社の基本データ
◆住所:京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
◆電話:075-861-2730
◆拝観時間:9:00~17:00
◆拝観料:大人600円 小人400円
◆休日:なし
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:市バス3・28・29・71系統で「梅宮大社前」下車すぐ
阪急電鉄嵐山線「松尾大社」駅下車、徒歩10分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:http://www.umenomiya.or.jp/