神蔵寺の概要
神蔵寺の開祖・開山は、比叡山延暦寺を建て、天台宗開祖となった伝教大師最澄です。
延暦9年(西暦790年)に亀岡盆地西に聳える回峰修行の霊峰、旭山の麓に最長が道場を開いたことが始まりとされています。
寺宝は本尊の薬師如来坐像です。延暦寺根本中路の薬師如来と同じ木材で彫られていて、左右に日光・月光立像を配するなど、平安時代の藤原木の様式を今に伝えています。
大正6年(正暦1917年)に国宝、昭和25年(西暦1950年)に国の重要文化財に指定されました。
佐伯薬師として親しまれ、境内の随所に鎮守八幡大菩薩や地蔵尊が奉られ老若の参拝者が絶えません。
朱塗りの「みかえり橋」や、眼病が良くなると伝えられる「手水社」で有名ですが、秋の紅葉の名所としても知られています。
神蔵寺で楽しめる花
★は名所・特におすすめ
【春】 –
【夏】 –
【秋】★紅葉、イチョウ
【冬】蝋梅、梅
神蔵寺の見どころ
イロハモミジ
神蔵寺の紅葉は京都の寺社の中でも早めに色づき始め、約200本の紅葉が境内を彩ります。
特に目を引くのは、本堂前の石段下にあるイロハモミジです。
樹齢400年の名木で、高さ13mを誇り、大きく枝を広げていて見事な姿をしています。
木下には床几台が並べられていて、モミジを眺める特等席になっています。
見頃を迎えると甘酒やぜんざい、おでんなども用意されるため一息つきながらゆっくりと紅葉を鑑賞できます。
ライトアップも楽しめるので、温かいおでんやぜんざいは嬉しいですね。
薬師如来坐像
薬師如来は、正しくは薬師瑠璃光如来といい、東方の瑠璃香世界の教主であり、瑠璃孝王や大医王尊などとも呼ばれます。
脇侍として、左に月光菩薩、右に日光菩薩、さらに眷属として十二神将を従えています。
神蔵寺の薬師如来坐像もこれに倣い左右に日光・月光菩薩を従えています。
みかえり橋
境内の入り口にある朱塗りの橋で、紅葉シーズンになると境内や参道のカエデやイチョウなが余りに美しく、去りがたくなり思わず振り向いてしまうことから「みかえり橋」と呼ばれています。
神蔵寺の基本データ
◆住所:京都府亀岡市ひえ田野町佐伯岩谷ノ内院ノ60
◆電話:0771-23-5337
◆拝観時間:9:00-16:30
◆拝観料:300円(小学生以下は無料)
◆休日:なし
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:JR「亀岡」駅より京阪京都交通バス「国道佐伯」または「柿花」下車徒歩25分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://www.jinzouji.net