水火天満宮の概要
「日本最初の天満宮」と言われ、学問の神様で有名な菅原道真が御祭神です。延長元年(923年)延暦寺の天台座主十三世・尊意僧正によって創建されました。醍醐天皇の勅願によるもので、水害・火災を鎮める守護神として道真公が祀られました。このことが社名に由来しています。「水火の天神さん」と呼ばれ、親しまれています。
道真公は梅を愛していたことから、天満宮では梅が植栽されていることが多いですが、水火天満宮は桜の名所として知られています。見事な枝垂れ桜を鑑賞でき、3月末頃から境内を覆うように濃いピンク色の桜が咲き乱れます。桜の時期には、この見事な枝垂れ桜を写真におさめようと、カメラを持った多くの人が訪れます。
水火天満宮で楽しめる花
★は名所・特におすすめ
【春】★桜
【夏】-
【秋】-
【冬】-
水火天満宮の見どころ
登天石(とうてんせき)
道真公が亡くなってから、都では天災が相次ぎ道真公の怨念の祟りと恐れられました。
後醍醐天皇よりこの祟りを鎮めるための祈祷を命じられた尊意僧正は宮中に向かいますが、その途中で雷雨が見舞い、川が急に増水し、行く手を阻まれます。
しかし、尊意僧正が祈りを捧げたところ、川面が二つに分かれその水流の間から一つの石が現れました。その石が登天石です。
そして、道真公の神霊が現れ、不思議なことに雷雨が止み、都が水害から守られたという伝説がある石です。
玉子神石(たまごじんせき)・出世石
玉子神石は、妊娠5か月以降にこの石をお参りすると、安産のご利益があると言われています。
元々は道真公が家族の出産の際にこの石に安産を祈願したことが始まりとされます。
登天石の横にあるのは出世石。古くから「大願成就・世に出る石」として信仰されています。
六玉稲荷大明神
東本願寺にあったものが、明治維新後に移されたものです。
就職祈願、人材確保の御利益があるとされ、ビジネスでの良縁を結ぶとも言われます。
元々縁結びの神様で、仲居さん、芸娼技、職工従弟など雇い入れ契約が円満にいくよう祈られていたそうです。
金流水
金龍水(こんりゅうすい)は鎮座以来枯れたことがない井戸水です。
長年枯れることなく、濁ることなく、水質の綺麗な清水が湧き出ています。
眼病にご利益があると言われる井戸水です。
水火天満宮の基本データ
◆住所:京都府京都市上京区堀川通上御霊前上ル扇町22-10
◆電話番号:075-451-5057
◆拝観時間:境内自由
◆拝観料:無料
◆休日:無休
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:市バス「天神公園前」からすぐ/市バス「北大路堀川」から徒歩8分/地下鉄鳥丸線「鞍馬口駅」から徒歩10分
◆駐車場:なし
◆公式サイト:http://suikatenmanguu.com/