洛北の寺社

鞍馬寺 kuramadera

鞍馬寺 山門

鞍馬寺の概要

鞍馬寺 参道1

 

鑑真の高弟鑑禎(がんちょう)が宝亀元年(770年)に草庵を結び毘沙門天を安置したことに起源をもつといわれている寺院で、現在は鞍馬弘教の総本山。
古くは牛若丸が修行をした地であり、天狗と出会ったという伝説が残されたいます。
そのため牛若丸ゆかりの遺跡が多数残されています。
現在の建物の大部分は戦後の再建ですが、国宝の仏像をはじめ多数の文化財が伝わっています。
標高が高く、市街地よりも早く紅葉することで知られています。

鞍馬寺 紅葉

 

また、鞍馬山は古来より山岳信仰や密教の盛んな霊山で、その流れから現代ではパワースポットとしても人気が高いです。
山を寺域としているためつづら折の長い参道を上るルートのほか、ケーブルカーによる参拝ルートも用意されています。

 

鞍馬寺で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★桜(枝垂れ桜、八重桜)、ツツジ
【夏】シャガ
【秋】★紅葉、不断桜
【冬】 -

管理人:菜々
管理人:菜々
鞍馬に咲く桜は、雲珠(うず)桜と呼ばれます。
鞍馬山に美しく咲く桜の風景が馬具(雲珠)に似ていることから、平安の頃より人々を魅了してきました♪
八重桜も美しいので、紅葉のイメージが強い鞍馬寺ですが、春にもぜひ訪れてみて下さい!

 

鞍馬寺の見どころ

山門

鞍馬寺 山門 ツツジ2

明治44年(1911年)に再建された朱色が印象的な山門。
両脇には鎌倉時代の湛慶作と伝わる金剛力士立像が安置されています。聖域である鞍馬山を守る結界としてそびえています。

本殿金堂

鞍馬寺 本殿金堂

1971年(昭和46年)再建。秘仏である三尊尊天を祀っている鞍馬寺の中心道場です。
本殿金堂の手前には宇宙のエネルギーである尊天の波動の広がる金剛床があり、京都屈指のパワースポットとしてよく知られています。

霊宝館

鞍馬寺に伝わる文化財や寺宝を収蔵展示する施設。
国宝に指定された木造毘沙門天像(平安時代)をはじめ、牛若丸ゆかりの刀剣や甲冑、経塚遺物など鞍馬寺の歴史をたどる貴重な資料や遺物が展示されているほか、度々訪れて鞍馬にまつわる歌を詠んだ与謝野晶子・鉄幹夫妻に関する展示もあります。
1階では鞍馬寺の豊かな自然にまつわる博物館で、動植物に関する展示があります。

僧正ガ谷不動堂

最澄が刻んだとされる不動明王を安置する仏堂。
能『鞍馬天狗』において牛若丸が天狗と出会い兵法を習った地として知られています。
周囲は木々が茂り、本殿金堂とはまた異なる神秘的な空気が漂います。

 

鞍馬寺の基本データ

◆住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
◆電話:075-741-2003
◆拝観時間:9:00~16:00
◆拝観料:高校生以上300円 霊宝館200円
◆休日:無休(霊宝館は月曜、12月12日~2月28日)
◆ライトアップ:なし
◆アクセス(京都駅から):京都バス17系統大原行で出町柳駅前下車、叡山電車鞍馬駅へ
◆駐車場:なし(周辺にあり)
◆公式サイト:https://www.kuramadera.or.jp/