洛南の寺社

大乗寺 daijoji

酔芙蓉 大乗寺l

大乗寺の概要

戒禅比丘隆韶大和尚が開基した寺社。
近年は檀信徒がほとんどなかったため廃寺の危機にありましたが、平成5年(西暦1993年)以降に寺は復興され、今では秋近くになると約1,500本の酔芙蓉が境内を埋め尽くすため、「酔芙蓉の寺」とも呼ばれています。

芙蓉 大乗寺2

 

芙蓉は7月~8月にかけて咲きますが、酔芙蓉は8月下旬~10月頃までの時期に見ごろとなります。
朝は純白、午後には淡い虹色、夕方から夜にかけては紅色に変化する花で、色の変化が酒を飲んだときに顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることから名付けられました。
約1,500本以上群生する酔芙蓉は全国的にも珍しいので、シーズンにはぜひ訪れたいお寺です。
また文学の寺として親しまれており、日蓮上人の歌碑や小倉百人一首の歌碑、京都市詩吟連盟の歌碑など計6基の歌碑が境内に立っています。

 

大乗寺で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】 -
【夏】★酔芙蓉
【秋】 -
【冬】 -

 

大乗寺の見どころ

酔芙蓉

1995年に、住職が吟詠会「吟道宣州流瑛心会」の吟友より酔芙蓉の苗木を100株ほど寄贈されました。
それ以来、境内の整地を行い挿木により株を増やしていき、現在では1,500株にものぼる酔芙蓉が群生しています。
早朝に咲いて夕方に萎む一日花なので、午前中が見ごろとなります。
また夏は蚊が多いので(寺院内に貼紙もあるほどです)、虫よけスプレーを持参することをおすすめします。

歌碑

境内には6基の歌碑が立っています。日蓮上人の「立ちわたる 身のうき雲も 晴れぬべしたえぬ御法の鷲の山風」が刻まれた歌碑は高さ約1mにもなります。また、そのほかに小倉百人一首の源宗干歌碑・光孝天皇碑文学碑、京都市詩吟文化連盟各流派建立文学碑、岡澤宣洲(海宣)建立文学碑、酔芙蓉観音の漢詩があります。

 

基本データ

◆住所:京都府京都市山科区北花山大峰町38-1
◆電話:075-591-5488
◆拝観時間:9:00-16:00
◆拝観料:無料
◆休日:なし
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:
・地下鉄東西線「御陵」駅下車 徒歩15分
・京阪バス17「日ノ岡」下車 徒歩10分
・京阪バス19「石堤町」下車 徒歩8分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:なし