洛南の寺社

石清水八幡宮 iwashimizuhachimangu

石清水八幡宮 鳥居

石清水八幡宮の概要

石清水八幡宮

 

京都府八幡市の男山に鎮座する神社。
貞観2年(860年)に大分の宇佐神宮から勧進して創建したと伝わっています。
古くから鬼門除けの比叡山に対して平安京の裏鬼門を守護する神社として信仰を集めました。
朝廷からの信仰のほか鎌倉時代には源氏の氏神として崇められ武家からの信仰も得ます。
その歴史の古さから「徒然草」などの古典にも登場しています。
国宝にも指定された壮麗な社殿が見事で、厄除けのご利益を求めて多くの参詣者が訪れます。
現在は紅葉の名所として知られていて、秋には山全体が色づき圧巻の景色となります。
麓の駅からケーブルカーで眺める眺望も見事です。
京都の市街地からやや離れた場所にあるので時間に余裕を持っての参詣をおすすめします。

石清水八幡宮 紅葉

 

石清水八幡宮で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】桜
【夏】 –
【秋】紅葉
【冬】 –

 

石清水八幡宮の見どころ

本殿

石清水八幡宮1

 

寛永11年(1634年)に徳川家光によって再建された建物で現在は国宝。
八幡造りの神社建築としては現存最古のもので建築史上高く評価されています。
10棟の建物で構成されていて鮮やかな朱塗りが目を引きます。
また、極彩色の欄間彫刻も非常精緻で壮麗な近世建築の傑作のひとつに数えられています。
とりわけ正面の楼門は荘厳な出で立ちで参詣客を出迎えて、撮影スポットとしても人気が高いです。
裏鬼門の守護として信仰された歴史から現在も京都屈指の厄除けの神社として信仰を集めていて、多くの参詣客が足を運びます。

書院庭園

書院に整えられた枯山水庭園。
昭和時代の造園家・重森三玲の作庭です。
箱庭のような小さな空間に白砂と石のみで構成された簡素な庭園です。
非常にシンプルな造りで、それゆえに時間を忘れて眺めていられます。
通常非公開ですが事前の申し込みによって拝観可能になります。

男山展望台

石清水八幡宮 景色

 

ケーブル八幡宮山上駅の前に広がる展望台。
眼下に桂川、宇治川、木津川を望みその向こうには京都市街や比叡山まで見渡せます。
特に桜や紅葉の時期には一層の風情があり隠れた京都の絶景スポットです。

 

石清水八幡宮の基本データ

◆住所:京都府八幡市八幡高坊30
◆電話:075-981-9808
◆拝観時間:4~9月 5:30~18:30/10月 6:00~18:00/11月~3月 6:30~18:00
◆拝観料:境内自由
◆休日:なし
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:
近鉄電車「丹波橋駅」またはJR奈良線「東福寺駅」で乗り換え、京阪電車「石清水八幡宮駅」下車のち、参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://iwashimizu.or.jp/