洛南の寺社

勧修寺 kajuji

勧修寺 桜l

勧修寺(かじゅうじ)の概要

勧修寺 蓮

 

真言宗山階派の大本山です。
醍醐天皇が母藤原胤子の菩提を弔うために創建しました。
皇室や藤原氏の庇護を受けて栄えましたが、度重なる戦果により衰退し、江戸時代に再興されてからは法親王が暮らす門跡寺院となりました。
内部は非公開になっていますが、宸殿や書院はこのとき明正天皇の宮殿を賜ったものです。
庭園には桜、藤、杜若、花菖蒲などが咲き、冬には氷室池にマガモも訪れます。
樹齢750年を超えるハイビャクシンや徳川光圀寄贈の雪見灯篭も必見です。

勧修寺 ハイビャクシン 灯籠

 

勧修寺で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★桜、霧島ツヅシ
【夏】★杜若、★花菖蒲、★水連、★蓮、藤、紫陽花
【秋】紅葉
【冬】 -

 

勧修寺の見どころ

氷池園

勧修寺 池 青紅葉

 

勧修寺の池泉回遊式庭園で、「氷室園」とも呼ばれています。
氷室の池は平安時代の創建以前から存在する古池であり、7月にはハスや睡蓮が咲く名所として知られています。

 

水戸黄門として知られる水戸光圀が寄進した勧修寺型灯籠のユニークな形も有名です。

勧修寺 灯籠

 

観音堂

勧修寺 桜1

 

観音堂の周囲には桜があり、桜のシーズンにあわせて建物内部が特別公開されます。
建物内部では尾州ヒノキで作られた左右対称の勧修寺棚。
土佐光起、土佐光成らによる襖絵、醍醐天皇の等身大とされる本尊、千手観音を鑑賞できます。

 

書院

観音堂から右奥に進んだところにあるのが重要文化財の書院です。
江戸時代に後西天皇の宮殿が下賜された建物です。
書院の内部は通常非公開ですが、稀に特別公開される場合があります。
また、書院の前庭には樹齢750年とされるハイビャクシンが一面を覆っています。

勧修寺 ハイビャクシン

 

五大堂

境内を奥に進んだ場所に見えるのが五大堂です。
五大堂とは、古くから如来の化身である不動明王を中心とした5人の明王を祀る御殿のことを指します。
とりわけ真言宗などの密教では大かじ日如来の教えを知らしめる明王が、衆生の信仰対象とされています。

 

勧修寺の基本データ

◆住所:京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
◆電話:075-571-0048
◆拝観時間:9:00-16:30(受付終了16:00)
◆拝観料:400円
◆休日:なし
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:地下鉄東西線「小野」駅下車 徒歩6分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:なし