洛南の寺社

柳谷観音 楊谷寺 yanagidanikannon-youkokuji

柳谷観音 花手水 紅葉

柳谷観音 楊谷寺の概要

柳谷観音 庭園1

 

大同元年(806年)に清水寺を開いた延鎮によって開創された寺院。
弘法大師ゆかりの霊水・独鈷水(おこうずい)が眼病平癒にご利益があると古くから信仰を集めています。江戸時代には霊元天皇が眼病を治癒したことから皇室と深いかかわりを持つ寺院としても知られています。

柳谷観音 紫陽花1

 

現在では季節の花の美しさで知られていて、特に初夏のあじさいと秋の紅葉の名所です。
手水鉢を花々で彩った花手水が日々整えられていて、撮影スポットとしても人気が高いです。
毎月17日は本尊の千手観音像が開帳される縁日で、近隣の駅から送迎バスが出るほど多くの人でにぎわいます。
普段は送迎バスはなく、タクシーを利用しなければ駅から40分ほど歩くことになるので歩きやすい服装をおすすめします。

 

柳谷観音 楊谷寺で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】 –
【夏】★紫陽花、蓮
【秋】★紅葉
【冬】山吹

 

柳谷観音 楊谷寺の見どころ

本堂

柳谷観音

 

江戸時代前期の再建で現在は京都府登録有形文化財。本尊は十一面千手観音で眼病平癒の信仰を集めています。通常は秘仏ですが、毎月17日の縁日には開帳されて多くの参拝客でにぎわいます。

浄土苑

柳谷観音 庭園

 

江戸時代中期に作庭された池泉鑑賞式庭園で現在は京都府指定名勝。斜面に石段の配置された美しい庭園で昭和時代には『古都百庭』にも選ばれています。初夏の新緑や秋の紅葉が美しく、特に秋にはドウダンツツジも咲き誇ります。また、毎月1日や繁忙期には上書院が公開され一段高い視点から絵画的な庭園を鑑賞できます。上書院はかつて賓客を通すための茶室でした。

あじさいのみち

柳谷観音 紫陽花

 

本堂から奥の院に続く参道には4千株以上のあじさいが植えられていて、6月には様々な色合いのあじさいが参拝客を迎えます。

花手水

柳谷観音 花手水 薔薇

 

境内にあるいくつかの手水が季節の花々で彩られます。
2017年か始められた試みで、あじさいやコスモス、もみじなどが美しく浮かべられます。
もてなしの心を感じる工夫で、近年ではSNSでも大きな話題を呼びました。
境内でも特に人気の撮影スポットになっています。

 

柳谷観音 楊谷寺の基本データ

◆住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
◆電話:075-956-0017
◆拝観時間:9:00~17:00(受付終了は16:30)
◆拝観料:通常期500円 あじさいウィーク開催時700円
◆休日:なし
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:阪急バス「海印寺」下車、徒歩40分/JR京都線「長岡京駅」下車、タクシーで15分
※毎月17日はJR「長岡京駅」、阪急「西山天王山駅」から送迎バスあり
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://yanagidani.jp/