洛西の寺社

大覚寺 daikakuji

大覚寺 大沢池

大覚寺の概要

貞観18年(876年)に嵯峨天皇の皇女正子内親王が創建した寺院で真言宗大覚寺派の大本山です。
もともとは平安時代初期に嵯峨天皇が嵯峨野の地に離宮を営んでいて、嵯峨天皇の死後に寺院に改められました。
皇族が住職を務める門跡寺院であり後の南北朝の分裂につながったことでも知られています。
現在の伽藍は、寛永年間(1624年~1644年)に整備されたのです。
皇室ゆかりの寺院なので宮廷風の建物や皇室ゆかりの建物を移築した建物が多く残っており、王朝風の美しい伽藍が特徴的です。

大覚寺 大沢池 紅葉

 

境内の東には日本最古の人口の池庭である大沢池広がっていて、明媚な光景を堪能できます。
中秋の名月には貴族の遊びに由来する「観月の夕べ」が開かれ、池に月が浮かぶ優雅な世界を味わえます。
また、桜の季節にも美しい光景が楽しめます。

 

大覚寺で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★桜、梅
【夏】★蓮、睡蓮
【秋】★紅葉
【冬】 –

大覚寺 睡蓮

 

大覚寺の見どころ

宸殿

江戸時代に後水尾天皇から下賜された建物で現在は重要文化財。
寝殿造風の建物で檜皮葺の屋根が風雅な雰囲気を醸します。
御所建築の名残として正面には左近の橘と右近の桜が植えられています。

大覚寺 宸殿

 

牡丹の間と紅梅の間を飾る「牡丹図」、「紅梅図」は江戸時代初期の狩野山楽による作として知られています。

 

大沢池

大覚寺 大沢池1

日本最古の人口の庭池で現在は国の名勝に指定されています。
嵯峨天皇の離宮・嵯峨院の庭園として造られたといわれていて、中国の洞庭湖を模して造られたとされています。
周囲1kmほどの広々と池に小倉山や嵐山を借景とした雄大な眺めが美しい庭園です。
嵯峨天皇が池に船を浮かべて貴族や文化人らと観月を楽しんだことから観月の名所として知られていて、松尾芭蕉も訪れたとされています。

大覚寺 観月の夕べ

 

現在も中秋の名月には「観月の夕べ」が催されて往時の優美な世界を楽しめます。
四季折々の美しい眺めでも知られており、春の桜や秋の紅葉などは特に見事です。

五大堂

大覚寺の本堂で江戸時代の建立で、本尊は鎌倉時代作の五大明王(現在は霊宝館に安置)。
堂の東側には大沢池を望む濡れ縁「観月台」が池に張り出すように作られていて、大沢池の眺めが素晴らしいです。

 

大覚寺の基本データ

◆住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
◆電話:075-871-0071
◆拝観時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
◆拝観料:
・お堂エリア:大人500円 小中高生300円
・大沢池エリア:大人300円 小中高生100円
◆休日:無休(行事による休日あり)
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:
・京都市バス28系統嵐山・大覚寺行きで、大覚寺下車すぐ
・京福電鉄嵐山線 嵐山駅下車徒歩16分
・JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅下車徒歩20分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://www.daikakuji.or.jp/