洛西の寺社

宝厳院(天龍寺) hogonin(tenryuji)

宝厳院 紅葉

宝厳院の概要

天龍寺 宝厳院 紅葉1

 

寛正2年(1461年)に、室町幕府の管領細川頼之公の財によって創建されました。
元々は京都市上京区にありましたが、応仁の乱により焼失しますが、豊臣秀吉から御朱印料三十二石を付与され再興します。
その後、天龍寺塔頭の弘源寺境内に移転し、2002年に今の地に再移転し現在に至ります。

宝厳院の前には、たくさんの嵐山羅漢が並んでいます。
奉納した方のそれぞれの思いを石仏に託した羅漢で、独特な風景が広がります。

宝厳院 羅漢

 

藁葺屋根の素朴な山門が特徴的で、借景回遊式庭園「獅子吼の庭」が有名です。

宝厳院 紅葉 庭

 

春と秋の特別拝観ではライトアップがあり、幻想的な美しい風景が素晴らしく、多くの人で賑わいます。

宝厳院 ライトアップa

 

宝厳院で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】 –
【夏】★青紅葉、苔
【秋】★紅葉
【冬】 –

宝厳院 茶席

 

宝厳院の見どころ

獅子吼(ししく)の庭

禅僧・策彦周良(さくげんしゅうりょう)により作庭された、嵐山を借景とする回遊式の庭園です。
獅子吼は「仏が説法する」の意味で、庭園を散策して、鳥の声や風の音を聴きながら、人生の心理と正道を肌で感じることができる、心が休まり癒やされる庭園として造られました。三尊石・苦海・獣石が配され、苦海(丸い黒石)を渡り、釈迦如来(三尊石で)に説法を拝聴しに行く獣(十二の干支)を表現しています。
また、苦海を渡れなかった人々のために舟(舟に似た石)も置かれています。

 

宝厳院 庭

 

獅子岩

様々な形をした大きな岩が、庭園のあちらこちらに配置されていています。
中でもひときわ目を引くのが獅子岩で、右を向く獅子に見えることから名付けられました。

宝厳院 獅子岩

 

宝厳院の基本データ

◆住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
◆電話:075-861-0091
◆拝観時:9:00~17:00 ※春・秋の特別拝観日のみ一般公開。
◆拝観料:大人500円
◆休日:あり(法要による休日あり)
◆ライトアップ:あり
◆アクセス:
【電車】
・JR「嵯峨嵐山駅」より徒歩約10分
・嵐電「嵐山駅」より 徒歩約3分
・京阪「三条」(地下鉄、嵐電乗り換え)嵐電「嵐山駅」より 徒歩約10分
・阪急「嵐山駅」より 徒歩約10分
【バス】
・京都市バス/JR京都駅前より京都市バス 28番「嵐山天龍寺前駅」より徒歩約5分
・京都バス/JR京都駅前より京都バス72番または73番「京福嵐山駅前」より徒歩約5分
◆駐車場:あり
◆公式サイト:https://hogonin.jp/