神護寺の概要
平安時代初期の貴族・和気清麻呂による建立と伝わる寺院。
正式な創建は天長元年(824年)といわれています。
その後荒廃しますが鎌倉時代に文覚による再興を経て、のちに後宇多天皇や後醍醐天皇も重んじることになります。
![神護寺 紅葉 階段](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/7203a0fe3fa6969b717c0ff5f76f4b6b.jpg)
高山寺、西明寺と並び三尾の古刹と称されていて、国宝の薬師如来立像や梵鐘など平安時代初期から鎌倉時代ごろの貴重な寺宝を多く所有しています。
山に囲まれた自然豊かなロケーションが魅力で秋の紅葉が美しいほか、境内奥の錦雲渓からの眺めが抜群です。
錦雲渓では、厄払いのかわらけ投げができます。
参拝に際しては長い石段を登ることになるので歩きやすい服装と靴で参拝することをおすすめします。
![神護寺 紅葉](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/468cdf08c4c1f3eec4170a11b7083034.jpg)
神護寺で楽しめる花
★は名所・特におすすめ
【春】 –
【夏】青紅葉
【秋】★紅葉
【冬】 –
神護寺の見どころ
石段
![神護寺 紅葉 石段1](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/01d7a9dfad28e56863d0594c61b87bbb.jpg)
神護寺の参道では350段あまりの石段が続いています。
とりわけ石段の下から見上げる金堂は荘厳で迫力のある光景です。
参道の周囲にはカエデが茂っていて、新緑や紅葉の季節にはトンネルのように色づいて美しい景観を生み出します。
撮影スポットとしても人気で、観光シーズンは多くの人で賑わいます。
金堂
昭和9年(1934年)に山口玄洞の寄進によって再建された建物。
入母屋造の重厚な建築で、内部には本尊の薬師如来立像を安置しています。
本尊の薬師如来立像は平安時代初期の作で、重厚でボリューム感のある迫力ある姿で、貞観文化の仏教彫刻の傑作として高く評価されて国宝に指定されています。
![神護寺 金堂](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/fadf3eacec27cc0690466824cd00d3f1.jpg)
大師堂
重要文化財に指定されている住宅風の仏堂で、杮葺きの風情あるたたずまいが印象的です。
空海の住居を模したといわれており、現存の建物は近世の再建です。
内部には重要文化財の板彫弘法大師像が安置されており、11月の初頭のみ開帳されます。
![神護寺 大師堂](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/e2659a83f09dd8ba6bfc1497117d578f.jpg)
錦雲渓
![神護寺 かわらけ投げ](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/2defbd07472d3aed17b7ba553fd99253.jpg)
境内の奥地蔵堂付近から眺められる渓谷。
見晴らし抜群で特に秋の紅葉の美しさは絶景です。
厄除けとして素焼きの皿を谷底に投げる「かわらけ投げ」を体験できます。
![神護寺 かわらけ投げ1](https://hanasaku-kyoto.com/wp-content/uploads/2022/12/6b1f4298bb3932b7061ef1bf5031d4ac.jpg)
神護寺の基本データ
◆住所:京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
◆電話:075-861-1769
◆拝観時間:9:00~16:00
◆拝観料:大人600円 小学生300円
◆休日:なし
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:JRバス高雄・京北線で「高雄」下車 徒歩20分/市バス8系統で「高雄」下車 徒歩20分
◆駐車場:なし(付近に民間駐車場あり)
◆公式サイト:http://www.jingoji.or.jp/