洛東の寺社

大豊神社 ootoyojinja

大豊神社 椿

大豊神社の概要

大豊神社 桜1

 

仁和3年(887)に宇多天皇の病気平癒のために、藤原淑子が医薬の神である少彦名命を椿ヶ峰に祀ったことに起源をもつといわれる神社。
後に宇多天皇と関係の深かった菅原道真が合祀されます。
寛仁年間(1017年~1021年)に現在の地に移転して、応仁の乱など数度の焼失に遭いますが、その度に再建されました。
昭和29年(1954年)には京都市から「名勝地」に指定されています。
哲学の道が近くにあるので、散策のコースとして人気のあるスポットです。

大豊神社 参道

 

ねずみにまつわるエピソードから珍しい狛ねずみが置かれているほか、狛猿や狛巳などバラエティに富んだ動物の像が見られます。
可愛らしいねずみのおみくじも人気です。

大豊神社 ねずみおみくじ

 

春にはしだれ桜やしだれ梅、椿などが咲き、哲学の道からやや奥まった位置にある隠れた花の名所といえます。

大豊神社 桜

 

大豊神社で楽しめる花

★は名所・特におすすめ

【春】★桜、★椿
【夏】 –
【秋】紅葉
【冬】★椿

 

大豊神社の見どころ

大国社

国造りの根幹に関わる大国主を祀る小さな社。
神話において大国主が素戔嗚尊に与えられた火の試練の中で、ねずみに逃げ道を教えられて助けられた逸話から、社の前には狛ねずみが置かれています。
縁結びや安産にご利益があるといわれています。

大豊神社 狛ねずみ

 

日吉社

本殿の北側鬼門除けとして置かれている社。
社の前には、鬼門除けとして古来より比叡山を守ると信仰されている猿が、狛猿として置かれています。
開運や厄除けにご利益があるといわれています。

大豊神社 日吉社1

 

本殿

大豊神社 本殿

 

医薬の神である少彦名命のほかに菅原道真と応神天皇が合祀され、病気平癒や健康長寿、学業成就などにご利益があるといわれています。
本殿前には、金運の象徴である蛇が狛巳として置かれています。
本殿の両脇には、樹齢200年を超えるしだれ桜としだれ梅が植えられていて、春には赤い梅と白い桜の咲き誇る風流で美しい光景が楽しめます。

大豊神社 梅

 

椿

参道の脇には大豊八重神楽と呼ばれる樹齢400年以上の椿が植えられています。
境内にはほかにも30種類を超える椿が植えられていて、春には隠れた椿の名所として景色を彩ります。

大豊神社 椿1

 

大豊神社の基本データ

◆住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
◆電話:075-771-1351
◆参拝時間:境内自由(社務所受付時間は9:00~17:00)
◆参拝料:無料
◆休日:なし
◆ライトアップ:なし
◆アクセス:京都市バス5系統銀閣寺・岩倉行きで東天王町下車、徒歩7分
◆駐車場:なし
◆公式サイト:https://ootoyojinja.jp/