幻想的な紅葉が美しい!おすすめライトアップ5選
どこのライトアップも美しいですが、管理人おすすめのベスト5をご紹介します♪
紅葉ライトアップ1位:永観堂
永観堂とは
”秋は紅葉の永観堂”と言われるほど昔から紅葉で名高い名所であり、正式には「禅林堂」という仁寿3年(西暦853年)に創建された寺社です。
当初は密教道場でしたが、平安時代に永観が浄土念仏を唱えて念仏の道場となり、永観堂という名がつきました。
現在は浄土宗西山禅林寺派の総本山です。山上には多宝塔があり、京都市内を一望することができます。
紅葉の永観堂 必見ポイント
永観堂は紅葉の名所として知られており、特に山の中腹にあり境内の最も高い場所にある多宝塔は、秋になると紅葉が包み込まれ幻想的な光景を見ることができます。
数ある京都紅葉名所の中でも、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉の美しさで、約3000本のモミジが池泉回遊式庭園や多宝塔を飾ります。
堀のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、「岩垣もみじ」とも呼ばれています。
永観堂の中でも特に見どころとなるのが放生池です。
池を囲むようにもみじが植えられ、水面に逆さもみじと極楽橋が映る景色を堪能できます。
この放生池は期間限定でライトアップされ、その期間は普段とは違ったリフレクション紅葉を楽しむことができますが、残念ながら安全上の都合によりゆっくり立ち止まっての撮影は禁止となっています。
橋を歩きながら一時の幻想的な空間をしっかりと目に焼き付けましょう。
2022年は11月5日(土)から12月4日(日)の期間、17時まで(16時受付終了)は「秋の特別寺宝展」を実施します。
また、期間中の17時30分から21時(20時30分受付終了)には境内がライトアップされ、中央にある放生池や紅葉など、昼とは異なる幽玄的な紅葉を楽しむことができます。
永観堂の周期特別拝観は昼夜入替制となっています。
昼間から夜間のライトアップまでずっと残ることはできませんので注意しましょう。再度入場する際には別途拝観料が必要となります。
紅葉ライトアップおすすめ2位:東寺
東寺とは
東寺(とうじ)は、平安遷都とともに建立された国立の寺院です。
現存する唯一の平安京の遺構で、西寺とともに平安京の二大官寺の一つとされています。
日本で最初に作られた密教寺院で、弘法大師空海によって密教寺院になり、真言密教の根本道場となりました。
正式名称は「八幡山教王護国寺」で、平成6年(西暦1994年)に古都京都の文化財として世界遺産に登録されました。
境内に多数の国宝・重要文化財を有しますが中でも有名な五重塔は高さ54.8mと日本一の高さを誇ります。
過去に落雷などで4度消失しましたが、そのたびに修復され、現在のご充当は徳川家光の寄進による江戸時代前記の塔となっています。
紅葉の東寺 必見ポイント
京都の紅葉で有名な東寺は、近くに京都駅や京都タワーなど京都のシンボルが揃っている観光の拠点であり、京都の玄関口に位置しているためアクセスしやすいという点でも人気スポットとなっています。
真紅に紅葉した木々を背景にそびえ立つ五重塔は思わずため息が出てしまうほどの美しさです。
例年11月頃から徐々に色づき始め、11月下旬から12月上旬には真紅に染まった紅葉を楽しむことができます。
また、紅葉シーズンの間は夜間のライトアップが行われます。夜に浮かぶ五重塔や、鮮やかに色づいた木々の幻想的な景色を楽しむことができます。
東寺の紅葉を楽しむ上で外せないのが瓢箪池が作り出す景色です。
こちらでは、五重塔と紅葉を同時に見ることができる上に、池に反射した「逆さ五重塔+逆さ紅葉」を楽しむことができます。
昼間でも十分に目を奪われるような美しさがありますが、夜間のライトアップ中はまさに別世界の美しさ。池に吸い込まれるような幻想的な空間となります。
また、紅葉シーズンの中盤以降であれば、水面に浮いたもみじにも注目してみて下さい。
真っ赤に染まったもみじが池にふわりと浮く光景もまた秋の京都らしい上品な景色となっています。
夜間特別拝観は2022年10月29日(土)から12月11日(日)17時15分~21時30分(21時受付終了)に行われ、宝物館の「東寺名宝展」に加え、境内のライトアップと金堂と講堂の夜間特別拝観が行われます。
ただし、この時期の特別拝観は昼夜入替制となっており、昼間から夜間のライトアップまでいることは出来ません。
再入場の際は別途拝観料が発生します。
紅葉ライトアップおすすめ3位:高台寺
高台寺とは
豊臣秀吉の正室、北政所がゆかりとなる臨済宗建仁派の禅寺です。
秀吉の菩提を弔うため、北政所が慶長11年(西暦1606年)に建立しました。
開山堂、霊屋(おたまや)、茶室の傘亭と時雨亭、表門、観月台は創建当時のもので重要文化財に指定されています。
春は桜、秋は紅葉の名所となっており、境内にある「雲居庵」ではお抹茶(500円)もいただくことができます。
紅葉の高台寺 必見ポイント
高台寺は豊臣秀吉の正室だった北政所が秀吉の冥福を祈って建立されたと言われています。
その名前の由来は秀吉の死から数年経った頃の秀頼と千姫の婚儀を機にねねが「落飾」した際に朝廷から賜った院号が「高台院」だったことによるといわれています。
そのため、庭園にも大事な人を想う気持ちがこもった、どこか女性らしい優しげで温かみが感じられることが人々に愛される理由の一つとなっているのかもしれません。
高台寺の紅葉のライトアップは非常に人気が高く、毎年多くの人で賑わいます。
まず方丈前庭「波心庭」や勅使門は、その都市ごとにテーマを変えたカラフルなプロジェクションマッピングで彩られます。
他の京都のお寺と比べるとかなり斬新なライトアップです。
「勅使門」が魔法陣のように照らされ、「百鬼夜行」をテーマに数々の妖怪が映し出されたりします。臥龍池や庭園でも通常のライトアップが行われます。
竹林のライトアップも幻想的なイメージを醸し出していて必見となっています。
また、高台寺の紅葉は入替制ではないので、夕日の時間から日が沈んでライトアップの時間になるまで滞在することもできます。
ただし、ライトアップの時間は境内が一方通行になるので、昼夜の風景を見比べたい場所があれば、その付近で待機すると良いかもしれません。
紅葉のライトアップおすすめ4位:貴船神社
貴船神社とは
貴船神社は、全国に約500社ある貴船神社の総本山。
発祥は不明ですが、約1300年前にはすでに社殿造替の記録があることから、日本でも指折りの古社に数えられています。
祭殿は、水の供給を司る「高龗神(たかおかみのかみ)」で、パワースポットとして縁結びをはじめさまざまなご利益があることで人気です。
紅葉の貴船神社 必見ポイント
京都市の北に位置し「京の奥座敷」として親しまれている貴船神社は、市内よりも気温が低いため一足早く紅葉を見ることができます。
貴船神社は鴨川の源流、貴船川沿いに参道が続く古社で、11月上旬には参道の階段や本殿周辺が紅葉に包まれ、多くの参拝客が訪れています。
また、紅葉の他にも縁結びのパワースポットとしてご利益があり、その由来は平安時代の歌人・和泉式部が夫との復縁を願って参拝し成就したことによると言われています。
2022年11月5日(土)から27日(日)の夕暮れ~20時30分の間、「京の奥座敷・貴船もみじ灯籠」が開催され、参道に続く道に並ぶ朱塗りの春日灯籠が紅葉と共に幻想的な空間を演出します。
また、貴船神社の最寄りである二ノ瀬駅へ向かう叡山電車では、鞍馬線市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」にてライトアップが実施されます。
車内の灯りを消して速度を落として運行するので、幻想的に照らし出された紅葉をゆったり楽しめます。
紅葉のライトアップおすすめ5位:仁和寺
仁和寺とは
宇多天皇が仁和4年(西暦888年)に創建し、御室御所とも呼ばれました。
その後、代々皇子皇孫が住持する門跡寺院となり、高い格式を誇ります。
本尊の阿弥陀三尊像を安置する金堂は、京都御所の紫宸殿を移築した優美な建物で国宝に指定されています。
かつて宇多法皇の御座所であった御殿は明治から大正にかけて再建されたものです。
1994年には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されました。
紅葉の仁和寺 必見ポイント
年号を寺名とした歴史の深い仁和寺は、春の御室桜は10万人を超す賑わいを見せるほど有名ですが、秋は境内を彩る紅葉も圧巻で、秋ならではの情景を楽しむことができます。
例年11月上旬頃からイロハモミジなどが色づき始め、11月中旬から12月上旬ごろにかけて紅葉の見頃の時期となります。
また、2022年10月28日(金)から12月4日(日)の間の金土祝日(11月27日(日)を除く)の18時から21時には「仁和寺もみじライトアップ」が行われます。
夜に浮かぶ五重塔や鮮やかに色づいた紅葉がとても幻想的です。ライトアップの光に照らされ、昼間とはまた違った表情の美しい紅葉を楽しむことができます。
仁和寺には色鮮やかな紅葉を楽しめるポイントがいくつかありますが、五重塔、仁和寺辰殿北庭の池に浮かぶ逆さ紅葉、仁和寺金堂は特に紅葉と合わせて美しい景色を堪能することができます。
紅葉シーズンの間の特別拝観は昼夜入替制となります。
日中から夜間のライトアップまで境内にいることはできないため注意が必要です。