紅葉

【京都の紅葉】穴場のおすすめ寺社5選!

管理人:菜々
管理人:菜々
紅葉の京都はどこも混みますが、比較的空いている、管理人おすすめの穴場寺社ベスト5をご紹介します!
紅葉 祇王寺

紅葉の穴場おすすめ1位:天授庵

天授庵 庭園 池

天授庵とは

南禅寺の塔頭のひとつ。暦応2年(西暦1339年)に南禅寺の第15世であった虎関師錬が、南禅寺開山である無関普門を祀る開山塔の建立を願い出た折に、その庵として創立されました。応仁の乱で消失しましたが、慶長7年(西暦1602年)に細川幽斎(藤孝)によって再建されました。白砂と美しい枯山水の東庭、南北朝時代の古庭の味わいを持つ池泉回遊式の南庭があります。

紅葉の天授庵 必見ポイント

南禅寺は非常に敷地が広く、その中でも東側に位置する塔頭のひとつである「天授庵」は真っ赤に染まる枯山水庭園や池泉回遊式庭園を楽しむことができる、人気の紅葉スポットです。
例年11月初旬頃に色づき始め、11月中旬には見頃を迎えます。
正面の門をくぐると東庭と南庭の2つの庭園が現れ、それぞれの景色を楽しむことができます。
まず南庭へ繋がる門の上には紅葉が降り注ぎ、その庭には地面一面に広がる紅葉の絨毯が現れます。
そのまま南庭を進んでいくと池泉回遊式庭園が現れ、池を取り囲む紅葉と水面に映り込む逆さ紅葉を堪能できます。
また紅葉の「赤」「黄」の他にも苔と竹林の「緑」のコントラストを楽しむことも出来ます。
そして東庭に移動すると、枯山水庭園である方丈前庭が現れます。こちらでは縁側でゆっくり休みながら枯山水庭園と紅葉の世界に浸ることができます。
南禅寺は三門、方丈庭園、天授庵、南禅院それぞれ拝観料が別途発生するため、御朱印を集めている人は拝観料に注意が必要です。
天授庵は9時から16時半の間、行事の日を除き毎日拝観することが可能です。

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紅葉の穴場おすすめ2位:祇王寺

祇王寺 紅葉2

祇王寺とは

「平家物語」に登場する祇王が尼となり、母と妹とともに移り住んだと伝わる寺院です。
境内は美しい青竹や青もみじに覆われ、苔に包まれた庭園と侘びた庵が趣深いたたずまいとなっています。
庵内の控えの間にある窓は、光の入り方によって色とりどりの色彩を映し出すという不思議な窓です。

紅葉の祇王寺 必見ポイント

祇王寺 紅葉 門

「平家物語」に登場した由緒ある草庵で、モミジと苔を中心に構成された境内は紅葉の見頃を迎えると朱色に染め上げられます。
中でも紅葉の散り際にあたる11月下旬から12月上旬にかけて、辺り一面に散り紅葉が敷き詰められたかのように重なります。
祇王寺は楓と竹林に囲まれていて、紅葉シーズンが到来するとおじょに緑の苔に覆われた苔の庭が、真っ赤な絨毯を織りなすように赤い紅葉が降り積もる光景へと変貌を遂げます。

祇王寺 紅葉

 

静寂な中で目にするその光景は侘び寂びを感じさせます。
祇王寺の紅葉の見どころはやはり苔庭でしょう。
拝観受付をすませて山門を進むと、そこはもう一面の苔と紅葉の世界。
ものの数分で一周できてしまう広さではありますが、その圧巻の美しさには心を奪われてしまいます。

祇王寺 散紅葉

 

紅葉シーズンは嵐山全体が大混雑するため、電車で向かうことをおすすめします。
最寄り駅はトロッコ列車の「トロッコ嵐山」駅ではありますが、トロッコ列車も紅葉シーズンには朝から予約しないと乗れないほど混み合うので要注意です。

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管理人:菜々
管理人:菜々
嵐電の嵐山駅からのルートは激混みなので、管理人はいつもJRの嵯峨嵐山からブラブラ歩いています。
30分近く歩きますが、のんびり散策できて気持ちが良いですよ♪
近くに化野念仏寺があるので、セットで紅葉狩りがおすすめです!

 

紅葉の穴場おすすめ3位:圓光寺

圓光寺 お地蔵さんf1

圓光寺とは

慶長6年(西暦1601年)徳川家康が教学のために足利学校の僧、閑室元佶を招いて伏見に建立し、圓光寺学校としたのが始まりと言われています。
多くの層や武士が入学し、書籍の刊行も行なわれました。
その後相国寺山内に移り、寛文7年(西暦1667年)現在地に移転しました。
庭園には洛北で最も古いとされる栖龍池があり、竹林の中を歩くことができます。

紅葉の圓光寺 必見ポイント

圓光寺は京都の中でも、障子を額縁に見立てた絵のような紅葉の景色が有名です。
明治維新後には尼僧の道場だった時期もある寺社で、境内の2つの庭園で紅葉を楽しむことができます。
中でも江戸時代に造られたといわれる池泉回遊式庭園の「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」が紅葉の名所として有名です。
鎌倉時代末から室町時代にかけて日本で広まった「十牛図」を題材にして造られた庭です。
牛の姿に似た10個の石が配されており、中央の大きな石は牛が伏せているように見えることから臥牛石と呼ばれています。
この「十牛之庭」の南側に位置するのが洛北最古の池といわれる「栖龍池」です。
瓢箪型の池で、瓢箪のくびれの部分には石橋がかかっています。
こちらでは池に映り込む紅葉も絶景となっています。石橋と合わせて美しい景色を見ることができます。

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管理人:菜々
管理人:菜々
圓光寺は「散り紅葉」「敷き紅葉」の真っ赤な絨毯が、とても美しいので必見です。
あえて、ピークを外してお出かけするのもおすすめですよ♪

 

紅葉の穴場おすすめ4位:化野念仏寺

化野念仏寺とは

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)は、嵯峨野にある浄土宗の寺院です。
弘法大師空海が風葬されていた遺骸を埋葬し、五智山如来寺を建立したのがはじまりとされています。
のちに法然上人が念仏道場を開き、念仏寺となりました。境内に祀られている約8000もの石仏や石塔は一帯に葬られた人の墓です。
毎年8月には数千体の無縁仏にろうそくを灯して供養する千灯供養が行われます。

紅葉の化野念仏寺 必見ポイント

8000を超える石塔・石仏が安置されている西院(さい)の河原に赤や黄の紅葉が寄り添うように色づいています。
西院の河原は「賽(さい)の河原」から名付けられました。
化野は小倉山の裾野に広がる古くからの埋葬の地で、京都の北の蓮台野、東の鳥辺野と並ぶ都の人たちの葬送の地であったと伝えられています。
また、本堂の前には石灯篭があり、石仏群ばかりだった光景とは打って変わって寺院の輪の雰囲気を感じることができます。こちらにも紅葉が植えられていますので、石灯篭とのコラボレーションを楽しむこともできます。
11月上旬頃に楓が色づき始めると、石仏が並ぶ圧巻の風景を赤色に染めます。
例年11月中旬から12月上旬ごろにかけて紅葉の見頃の時期となります。こちらは散った紅葉も美しく、境内の各所に見られる苔の群生地が生み出す緑の景色に、赤の絨毯が敷かれたような様子は見事です。

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紅葉の穴場おすすめ5位:宝筐院

宝筐院とは

宝筐院(ほうきょういん)は、平安時代に白河天皇の勅願寺として建立されました。
しかし建立当時から「宝筐院」と呼ばれていた訳ではなく元々は「善入寺」と呼ばれており、平安時代末から鎌倉時代にかけて数代に渡り皇族が入寺し住持となった歴史があります。
その後、貞治5年(西暦1367年)に足利義詮の菩提寺となり、その際に義詮の院号の宝蔵院にちなみ、寺名を「宝筐院」と改めました。

紅葉の宝筐院 必見ポイント

竹林や苔に四季折々の花が映える風情満点の庭園が美しい臨済宗の寺院である宝蔵院ですが、紅葉の名所としても知られています。
楓に包まれた苔が美しく、紅葉やドウダンツツジも多く植えられています。
晩秋から初頭には見事な紅葉で、境内の回廊が秋色に美しく彩られます。
入口の門をくぐると真っすぐに続く石畳の道があり、その両側に紅葉のトンネルが続き、あたり一面が黄金色や赤色の紅葉に包まれる様子は必見です。
また、建物の中から見える紅葉も見事で、窓から見える額縁に収められたような紅葉は「額縁紅葉」と呼ばれ、訪れる人を魅了しています。

縁側に座って眺めるもよし、畳の上から眺めるもよし!ゆっくりと紅葉を堪能できます。
例年11月下旬から12月上旬ごろにかけて見頃を迎え、一面の紅葉と参道を彩る落ち葉のコントラストは風情があり、境内の苔と紅葉のグラデーションや散り紅葉も美しいです。