秋海棠

秋海棠を楽しめる京都の寺社

秋海棠(しゅうかいどう)が楽しめる寺社一覧

★は名所・特におすすめ

【洛北】★三千院 寂光院 実光院 貴船神社
【洛西】常寂光寺

 

秋海棠について

秋海棠(しゅうかいどう)はシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年生草本球根植物です。
林床などの湿り気のある半日陰の場所を好み、草丈は70cmほどになります。
中国原産の植物で、江戸時代に中国から渡来し、日本各地に半野生化しています。
秋海棠の名前は、バラ科の海棠に似た花を秋につけた事が由来とされています。
やや下向きに、ピンクや白の小さい可憐な花を咲かせます。
ベコニアと同じ種類の植物なので、ベコニアと似た花の形をしています。
シュウカイドウ属の種類の中では、寒さに強いのが特徴で、越冬することが出来ます。
冬前に地上部の葉などが枯れ、球根に養分を蓄え越冬します。

俳句と秋海棠

俳句では「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」という松尾芭蕉の歌があります。
秋海棠の花がスイカの実のような紅い色で咲いていると詠まれています。
ただ当時は、まだスイカも秋海棠もその地では定着しているもではなく、斬新な歌と言われていました。
秋海棠は秋の季語として詠まれ、正岡子規は、晩年庭の花や木を写生しており、その中で秋海棠の絵も描いています。
ハート型の葉と可憐に咲くピンクの花を美しく描き、歌も詠んでいます。

◆秋海棠の見頃の時期 8月〜10月

◆秋海棠の花言葉 自然を愛す、恋の悩み、片思い、未熟