半夏生(はんげしょう)

半夏生(はんげしょう)を楽しめる京都の寺社

等持院 半夏生

半夏生が楽しめる寺社一覧

★は名所・特におすすめ

【洛北】三千院
【洛東】★両足院
【洛西】★等持院 天龍寺
【洛南】長岡天満宮 勧修寺

 

半夏生とは

半夏生(はんげしょう)はドクダミ科ハンゲショウ属に分類される多年草の1種に分類されます。
日当たりの良い水辺や湿地に群生し、太く長い地下茎が横に這うように伸びます。
ドクダミ特有の精油成分による独特な臭気があります。
中国、朝鮮、日本をはじめとする東アジアから東南アジアに自生しています。
日本では北海道を除く本州、沖縄で自生しています。
繁殖力はありますが、環境の変化になどによって、減少傾向にあります。
東京都や山形県などの一部の地域では、絶滅危惧Ⅰ類の植物に分類されています。

半夏生の名前の由来はいくつか説があります。
七十二侯(古代中国での季節を表す方式)のひとつである「半夏生」の頃(夏至から数えて11日目の7月2日頃)に白い葉をつけるためそのまま名前となった説。
また、葉の半分を白く変化させる事から、半化粧=半夏生となったという説などがあります。
葉が白くなるのは、虫媒花である事から、虫を誘うために進化したのではないかと言われています。
花は白く紐状の穂のような部分を指します。

半夏生は利尿、解毒、解熱作用がある生薬として使用されており、三白草(さんぱくそう)と呼ばれます。
むくみ、脚気、黄疸などにも効果があり、できもの、腫れ物には煎液で幹部を洗うと効果的です。
他の生薬成分と組み合わせた漢方に、よく半夏生の成分が使用されています。

◆半夏生の見頃の時期 6月〜7月

◆半夏生の花言葉 内気、内に秘めた情熱