沙羅双樹

沙羅双樹を楽しめる京都の寺社一覧

沙羅双樹169

沙羅双樹を楽しめる寺社一覧

★は名所・特におすすめ

【洛東】真如堂
【洛中】京都御苑
【洛西】★東林院(妙心寺) ★鹿王院 法金剛院

 

沙羅双樹について

「仏教三大聖木」のひとつで有名な沙羅双樹(さらそうじゅ)は、仏教とその歴史との関わりの深い木です。
神話学的には、復活・再生・若返りの象徴である「生命の木」に分類されます。
お釈迦様が入滅(死去)された場所に、この木が四方を囲んで植えられていましたが、入滅された際にこの木が枯れて、たちまち真っ白になり鶴の群れのようだったという伝説があります。
平家物語の冒頭の部分で「沙羅双樹の花の色」のフレーズで登場します。
有名なフレーズですが、この平家物語の場合、沙羅双樹は夏椿を指しているとも言われています。

沙羅双樹はインド原産のフタバガキ科の常緑高木で、インドや東南アジアで自生しています。
高さは30m程まで成長することもあり、光沢のある葉に、春以降、淡い黄色い小さな花をつけ、ジャスミンとオレンジが合わさったような爽やかな香りがします。

暑い地域で自生しているため、日本の気候では育てることが難しく、寒さに弱いので温室である必要があり、国内でで沙羅双樹を見られるのは京都の東林院の他では、新宿御苑や草津市立水生植物公園水の森など多くありません。
自生が難しい沙羅双樹に変わって、お寺などでは「沙羅樹」の別名を持つ夏椿がよく植えられています。

◆沙羅双樹の見頃の時期
自生地で開花期 3月〜7月/4月が見頃

◆沙羅双樹の花言葉 なし