苔が楽しめる寺社一覧
★は名所・特におすすめ
【洛北】★三千院 赤山禅院 ★圓光寺
【洛東】南禅寺
【洛中】地蔵院
【洛西】★西方寺(苔寺) ★祇王寺 常寂光寺 高山寺
【洛南】★東福寺(方丈庭園) 光明院(東福寺) 天得院(東福寺)
苔について
苔は地表や岩の上などにはいつくばるようにように成長します。
苔の種類は豊富で、現在日本では、約1,600〜1,700種類の苔が生息していると言われています。
降水量が多い日本は、世界でも苔が豊かな地域です。
苔は根を持たないため、水分を苔全体で直に吸収します。
乾燥すると休眠のような状態になりますが、雨や霧などの水分で復活する特徴があります。
雨の日は苔が水分を吸収することで、青みが深まり美しい色になります。
苔の美しさから名所となっている地も多くあります。
京都の西芳寺(苔寺)の庭園、東福寺本坊庭園、京都以外ではたくさんの苔が自生する青森県の奥入瀬渓流、屋久島の白谷雲水峡など観光地として人気が高い場所です。
苔は英語でモスと言いますが、「モス・ツーリズム三大聖地」と評されるものがあり、日本の貴重な苔の森として、奥入瀬渓流、屋久島、北八ケ岳の3つが選ばれています。
自然が作り出した苔の美しい景色が広がる場所です。
苔は日本庭園や、盆栽で長く利用されてきた歴史があり、和の風情を重んじられてきた日本庭園では、苔は無くてはならない存在です。
身近なものでは、植物の土の部分を丸く形成し、苔で覆った苔玉や、テラリウムがあります。
テラリウムは直径数センチのガラスの器の中に、苔や飾りを入れ、その中で小さな世界観を作り出します。
苔が乾燥している状態から水を与えると苔の色が青々と変化していくので、苔のお手入れや観察も楽しい植物です。
◆苔の見頃の時期 6月〜7月の梅雨の時期が最も見頃
◆苔の花言葉 母の愛、母性愛、信頼