どこも不動の人気を誇る人気の紅葉スポットで必見ですよ♪
紅葉おすすめ1位:東福寺
京都駅から1駅、徒歩10分で行けるアクセスの良さも魅力です。
東福寺とは
摂政九条道家が創建した臨済宗東福寺派の大本山です。
九条家の菩薩寺として嘉禎2年(西暦1236年)から19年の歳月をかけて県立され、規模は東大寺につぎ、教行は興福寺にならうという念願で「東」と「福」の字をとって「東福寺」と名付けられました。
本尊は釈迦如来。本堂は昭和9年に再建され、三門は現存最古で国宝となっています。
方丈庭園は昭和の作庭家、重森三玲によるものです。
秋は通天橋から望む洗玉潤(せんぎょくかん)という渓谷は紅葉の名所となっています。
東福寺の紅葉 必見ポイント
境内には約2000本のもみじが植えられており、その紅葉は京都随一といわれ、その圧巻の紅葉を見ようと毎年多くの人でにぎわいます。
東福寺のもみじは「通天もみじ」と呼ばれる刃先が3つに分かれているもみじが有名です。
例年11月中旬頃から色づき始め、11月下旬から12月初旬が見ごろです。
東福寺の中でも特に紅葉スポットとして人気があるのが「洗玉潤(せんぎょくかん)」。
境内を横切るように流れる川の周囲に広がっている渓谷で、この洗玉潤にかかる通天橋、臥雲橋からの紅葉はまさに絶景。
その景色は「錦の雲海」とも呼ばれ、通天橋の趣ある木造との対比も素晴らしい雰囲気となっています。
また、紅葉の時期限定で公開される塔頭も必見です。
中でも虹の苔寺といわれる「光明院」、3つの枯山水の庭と紅葉が楽しめる「龍吟庵」。
美と縁結びにご利益がある吉祥尊天像が祀られていることから吉祥もみじとよばれるもみじの紅葉を楽しめる「松林寺」は比較的混雑も少ないため、ゆっくり紅葉を楽しみたい人にもおすすめとなっています。
東福寺は京都でも有名な紅葉の名所なだけに、見頃の時期は非常に混雑が予想されます。
そのため、人混みを避けて紅葉を楽しみたい方は早朝の訪問がおすすめです。
臥雲橋は一般道としても使われている橋なので、拝観時間前でも「洗玉潤」の紅葉を見ることができます。
紅葉おすすめ2位:清水寺
近くには知恩院や円山公園などの紅葉の名所もあり一日楽しめるエリアです♪
清水寺とは
「清水の舞台」で有名な世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されている寺院。
約1200年の歴史を誇り、境内には「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂や、三重塔などの国宝、重要文化財が立ち並びます。
他にも恋愛成就などのご利益があるとされる音羽の滝、胎内巡りで有名な随求堂などのパワースポットも観光名所となっています。本堂の舞台からは四季折々の風靡な情景を楽しむことができます。
清水寺の紅葉 必見ポイント
清水寺の境内には約1000本のヤマモミジが植えられており、秋になると赤や黃、オレンジなどに鮮やかに色づきます。
特に人気スポットとなっているのが、奥の院から本堂(清水の舞台)に向かっての光景ですが、その他にも様々な場所で紅葉を楽しむことができます。
清水の舞台から見下ろす紅葉は、まさに紅葉の海といえるほどに圧巻の光景となっています。
また、正面にある子安の塔は穴場となっていて、紅葉の先に正面から清水の舞台を眺めることができるため、清水寺の喧騒を離れて、静かに両方の景色を堪能することができます。
そして清水寺のシンボルの一つである、国内最大級の「三重塔」の下からも鮮やかな紅葉が楽しめます。
こちらでは池に映り込む紅葉やライトアップを撮影するために、多くのカメラマンが全国から訪れています。
また、通常は非公開となっている成就院の庭園はGWと秋の紅葉シーズン限定で公開されます。
残念ながら内部は撮影禁止となっていますが、縁側から庭園と紅葉をゆったり楽しむことができます。
昼には鮮やかに染まった木々を町並みと合わせて楽しむことができるほか、11月下旬からは夜間特別拝観にてライトアップも行われ、昼とは一味違う幻想的な雰囲気で高揚を鑑賞できます。
2022年11月18(金)~30(水)には「夜間特別拝観」(17時30分点灯予定、21時受付終了)と、「成就院庭園特別拝観」(9時~16時受付終了、18時〜20時30分受付終了)が行われます。
紅葉おすすめ3位:瑠璃光院
予約制なので、並ばずにゆっくり紅葉を堪能できますよ♪
瑠璃光院とは
比叡山の麓にある浄土真宗の寺院です。
通常は非公開となっていますが、春の青もみじと秋の紅葉の時期に限定で公開されます。
数奇屋造りの書院は大正時代の終わり頃から昭和初期にかけて、京数奇屋造りの名人と称される中村外二によって造営されました。
書院前には佐野藤右衛門一門の作庭と伝わる「瑠璃の庭」があり、「瑠璃色に輝く」と表現されるほど美しい苔の絨毯を見ることができます。
また庭園の紅葉が書院の机や床に映り込む様子も絶景です。
瑠璃光院の紅葉 必見ポイント
平安時代から貴族や武士に愛されてきた八瀬の地にひっそりと佇む瑠璃光院。
数寄屋造りの建物は格調高く落ち着いた雰囲気で、周囲の自然と調和した名庭は日本情緒にあふれています。
秋の紅葉は「幻の紅葉」と呼ばれ、見事な紅葉を楽しむことができます。
紅葉や外の景色が机や床に反射することから「リフレクション紅葉」とも呼ばれており、その美しさから京都府内の紅葉スポットとしてはいつも上位にランクインしています。
瑠璃光院の紅葉の見ごろは、標高が高い位置にあるという理由から、例年やや早めの11月中旬から11月下旬ごろです。
この瑠璃光院は通常非公開ですが、春の青紅葉と秋の紅葉の時期には特別拝観を行っており、毎年非常に混雑しています。
この美しい紅葉を一目見ようと全国各地から多くの観光客が訪れ、10時の開門前から多い時だと200〜300人もの観光客が長蛇の列を作っていましたが、現在はハイシーズンは予約制になっているのでゆったり鑑賞できます。
瑠璃光院は1万2千坪という広大な敷地のお寺ですが、その中でも見どころとなるスポットが3ヶ所あります。
1つ目は書院1階にあり、設置されたお茶席でお抹茶と和菓子を頂きながら(1000円)景色を楽しめる「瑠璃の庭」。
2つ目は辺り一面に広がる苔と落ちた紅葉の葉、そして瑠璃光院を一望できる「山露地の庭」、そしてこの景色だけは外せない3つ目のスポットが書院2階。
漆塗りの机の天板・床板に、窓全体に広がる紅葉が映し出された景色は通称、逆さ紅葉(鏡の紅葉)と呼ばれ、まさに息を飲むほどの美しさ。吸い込まれてしまいそうな幻想的な空間になっていて、訪れた全ての人の心を魅了します。
拝観時間は10時〜17時(16時30分閉門)で、事前予約拝観期間(2022年は11月1日(火)〜12月4日(日))は事前にHPからの予約が必要となります。それ以外の期間は直接瑠璃光院にて受付を行っています。
紅葉おすすめ4位:常寂光寺
風情ある茅葺屋根の仁王門、境内全体が紅葉に包まれる光景は本当に素晴らしく、時の経つのを忘れてしまうほどの美しさ!
常寂光寺とは
常寂光寺は、「百人一首」で知られる小倉山の中腹にある日蓮宗の寺院です。
もとは藤原定家の別荘「時雨亭」があったと伝えられ、16世紀末に日ですかをこの地に隠棲したことにはじまります。
本圀寺から移築された仁王門は南北朝時代のもので、晩秋に紅葉が地理かかる風情は定家の和歌の世界を思わせます。
楓に覆われた石段を上がると、伏見城の客殿を移築した本堂、その背後に近世のとれた美しい多宝塔が建っています。
常寂光寺紅葉 必見ポイント
常寂光寺は嵐山周辺エリアの嵯峨野に位置する堀のないお寺で、紅葉が美しい小倉山の中腹にあります。
常寂光土に遊ぶような風情があることから常寂光寺と名付けられました。
石段沿いや境内に楓が繁、色彩豊かな風景が印象的です。
特に高さ約12mの多宝塔近辺の紅葉は必見で、数ある京都紅葉名所の中でも絵になる紅葉スポットとして知られています。
境内や多宝塔の周辺からは市内を一望でき、優美な京都の景色を楽しむことができます。
先ず入口の山門から仁王門までの山道はまさに「紅葉のトンネル」を為しており、仁王門からの山肌にそって連なる階段の山道まで見通すアプローチは紅葉の絶景です。
境内の庭園には200余本の楓が植えられており、秋には全山が紅葉に包まれます。
苔むした境内は手入れが行き届いていて、その上に舞い散る「散り紅葉」は京都ならではの風情を醸し出します。
本堂も楓に覆われ、さらに奥へと足を延ばすと多宝塔があってさらに展望台にたどり着きます。嵯峨野を一望できる絶景に夕陽に映える夕景も一見の価値ありです。
時期によっては高さによる温度差によって、色づきがグラデーションになることもあり、仁王門を境に下は黄色く、上は赤く染まる景色を見ることができます。
本堂には鐘楼や展望台などもあり、見渡す限りの紅葉に包まれます。例年11月中旬〜下旬が見ごろとなり、12月上旬には「散り紅葉」が楽しめます。
紅葉おすすめ5位:三千院
広大な敷地に広がる紅葉は圧巻です!
お庭にちょこんといる人気のわらべ地蔵に癒されます♪
三千院とは
三千院は、京都・大原に位置する天台宗の寺院です。
その起源は8世紀に最澄が比叡山延暦寺を県立の際に梨の木の下に結んだ庵がはじまりと伝えられています。
平安後期には皇族が入寺するようになり、その後も皇族が住職を努めました。
その後明治維新の後に京都市街地から大原に移り、天台宗の教えの一つである、心のわずかな働き(一念)の中にも、この世のあらゆる要素(三千)が備わっているという意味の「一念三千」という言葉から「三千院」と名付けられました。
三千院の紅葉 必見ポイント
池泉鑑賞式庭園の「聚碧園(しゅうへきえん)」と池泉回遊式庭園の「有清園(ゆうせいえん)」は京都指定名所となっている庭園です。
春は山桜とシャクナゲ、初夏は紫陽花、秋には紅葉、冬の雪化粧と式を通じて美しい景観を楽しむことができます。
聚碧園は江戸初期に千利休に茶の湯を学んだとされる茶人・金森宗和が手がけた庭園です。
透き通った綺麗な池と清流とせせらぎが美しく、縁側に座ってみると景色は木々と苔と飛石と池が見事に調和された見応えのある庭園で、作家である井上靖が「東洋の宝石箱」と賞賛したほどです。
紅葉の時期には暖かい色が追加されて、他の季節とはまた一味違う庭園になります。
日本らしい柔らかな色の紅葉が計算された美しい庭に映えて、みる人の目を楽しませてくれます。
有清園は庭一面を覆い尽くすほどの苔が生えています。
よく見ると、杉苔の中に石彫刻家 杉村孝氏のわらべ地蔵が現れ、庭を回遊する人を暖かく迎えてくれます。
石垣と茶店に挟まれた約50mの山道に沿って楓が枝を貼っており、境内では青い苔庭に赤焼きに色づいた葉が美しく降り積もります。
例年の見ごろは11月中旬〜11月下旬になります。
三千院は郊外にありますが、紅葉シーズンは多くの観光客でにぎわい、開門後は1時間もすれば大混雑することもあります。
早朝の開門直後8時30分〜9時30分頃であれば、混雑を避けやすく比較的空いています。
大原散策の際はまず三千院を拝観して、その後に周辺のスポットを巡るのがおすすめです。