萩を楽しめる京都の寺社

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萩が楽しめる寺社一覧

★は名所・特におすすめ

【洛北】上賀茂神社
【洛東】真如堂 迎称寺
【洛中】★梨木神社 ★常林寺 下鴨神社
【洛西】常寂光寺 大河内山荘 大覚寺
【洛南】勝念寺(かましきさん)

 

萩について

秋の七草のひとつとされ、日本人の生活にとても身近な存在だった花です。
日本各地の山野で見られ、夏頃から咲き始めます。
マメ科のハギ属の落葉低木の植物で、枝垂れるように枝を伸ばし、小さな赤紫色や白の花をたくさん付けます。
葉は丸みのある楕円形で、柔らかい少しくすみ感のある色で、可愛らしい小葉です。
暑さや寒さに強く、丈夫な性質で、病害虫の発生もほとんどありません。
根の部分は根を煎じて、めまいやのぼせに効く薬として古くから使われてきました。
葉は乾燥させて家畜の飼料にしたり屋根ふきの材料に利用され、葉を落とした枝は、束ねてホウキとして使われています。

万葉集で一番詠まれている「萩」

万葉集には、萩の花を詠んだ歌が140種もあり、和歌に詠まれた数が最も多い植物で、とても親しまれていたこと窺えます。
「萩の花」は女性の象徴とされ、これに対して、男性は「鹿」と表現されていました。
「鹿」が夫、「萩」が妻として歌が詠まれています。
この組み合わせは、清少納言の「枕草子」においても取り上げられています。

萩とおはぎの関係

お彼岸などで食べられるおはぎは、お彼岸で供える秋を代表する花の萩にちなんで、「萩餅」と呼ばれ、それが変化し「御萩(おはぎ)」となったと言われています。
また、小豆皮の部分が、萩の花に似ているからという説もあります。

◆萩の見頃の時期 7月〜9月

◆萩の花言葉 思案、柔軟な精神