牡丹

牡丹を楽しめる京都の寺社

牡丹ピンク

牡丹が楽しめる寺社一覧

【洛北】 三千院 圓光寺
【洛東】 青蓮院 建仁寺 得浄明院
【洛中】 本満寺
【洛西】★乙訓寺 善峯寺 祇王寺(寒牡丹)

 

牡丹について

牡丹はボタン科ボタン属の落葉低木。
中国原産、中国の新年を祝う花として古くから愛されてきました。
日本へは奈良時代に渡来し、弘法大師が持ち帰ったとの説もあり、文学に登場したのは「枕草子」が最初とされています。
美しさと豪華さから「花王」と呼ばれ、古くは赤い花が主流でしたが、今は品種改良がすすみ白・紫・黄と多彩な品種が目を楽しませてくれます。

乙訓寺 牡丹1
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と形容されるように美しさを象徴する花の代名詞とされ、李白も楊貴妃の美しさを牡丹に例えたと言われています。
薬草としても珍重され、根の皮を乾燥させた漢方薬「牡丹皮(ボタンピ)」は鎮痛や消炎に効果があります。

京都で牡丹というと、2000株もの牡丹が咲き誇る乙訓寺が名所ですが、建仁寺の法堂を取り囲むように咲く牡丹も美しいです。

春の花と言われる牡丹ですが、寒牡丹、冬牡丹という種類もあり、11~1月に花を咲かせます。
冬に咲く寒牡丹は祇王寺が有名です。

寒牡丹

 

牡丹とよく似た花に芍薬(しゃくやく)がありますが、牡丹は樹木で芍薬は草木です。葉にも違いがあり、牡丹はギザギザしてツヤがないのに対して、芍薬は丸い葉でツヤがあります。

芍薬1

 

◆牡丹の見頃の時期 4~6月が開花時期、見ごろは4月下旬〜5月

◆牡丹の花言葉 風格、富貴、恥じらい、思いやり