芙蓉

芙蓉を楽しめる京都の寺社

酔芙蓉169

芙蓉が楽しめる寺社一覧

★は名所・特におすすめ

【洛北】平野神社
【洛東】高台寺
【洛中】★妙蓮寺 ★法輪寺(だるま寺)
【洛西】常寂光寺
【洛西】等持院 常寂光寺
【洛南】★大乗寺 東福寺

 

芙蓉とは

芙蓉はアオイ科フヨウ属の落葉低木。
ピンクや白のふんわりとした大きな花を咲かせます。昔から美しい人を例える時に芙蓉が用いられ、美しく、しとやかな顔立ちのことを「芙蓉顔」と言います。
また、芙蓉は蓮の美称でもあり、蓮は「水芙蓉」と称され、それに対して芙蓉は「木芙蓉」と言われます。
室町時代から鑑賞されていたことが記されており、歴史深い花木です。

中国原産で、日本では関東より西の地域であれば自生できると言われ、越冬も出来ます。
朝に咲いた花は夕方には萎んでしまいますが、次々と新しい花を咲かせるため、開花期間は長く楽しむことが出来ます。
1日で花が終わってしまう姿は仏教の無常と重なり、お寺の庭に植えられていることも多いです。

水芙蓉の由来

芙蓉の種類の中で有名なのが「酔芙蓉」です。
朝に白で咲き始めた花の色が、夕方になるにつれピンク色に変化していきます。
この姿が、まるで酔って赤くなる様だということで「酔芙蓉」と名付けられました。
花びらが多い八重咲きのタイプで、グラデーションがかって花色が美しく変化していきます。

芙蓉とムクゲの違い

芙蓉とよく似たお花でムクゲがあります。
2つとも同じアオイ科フヨウ属の植物で、花形も同じような形をしていますが、違いは、おしべと葉の形です。
おしべの形が芙蓉は先が5つに分かれているのに対し、ムクゲは真っ直ぐ伸びています。
葉の形は芙蓉は大きな五角形の形をしていますが、ムクゲは花よりも小さな卵型の葉をつけます。
また、開花時期はムクゲの方が1カ月ほど早いため、梅雨の時期に咲いているのはムクゲになります。

◆芙蓉の見頃の時期 8月〜10月

◆芙蓉の花言葉 繊細な美、しとやかな恋人