椿

椿を楽しめる京都の寺社

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椿が楽しめる寺社一覧

★は名所・特ににおすすめ

【洛北】総見院(大徳寺) 比叡山延暦寺
【洛東】★霊鑑寺 大豊神社 清水寺 高台寺
【洛中】妙蓮寺 ★地蔵院 二条城
【洛西】等持院 善峯寺 法金剛院 梅宮大社 ★平岡八幡宮(外部サイト)
【洛南】雲龍院(泉涌寺) 城南宮
【その他】★興雲寺(外部サイト)

 

椿とは

日本を代表する花木である椿は、和を象徴する花です。
原産地は日本と言われており、公園やお寺の境内、庭木として愛されてきました。
椿の歴史は「万葉集」の頃から知られており、京都市の龍安寺には室町時代の椿が残っています。
茶道でも重宝していた歴史があり、冬場の季節は、茶席が椿一色になる事から、「茶花の女王」の異名を持ちます。

室町時代、足利義政の代から椿が好まれ、椿をあしらった工芸品が散見されるようになり、豊臣秀吉は茶の湯に椿を好んで用いたと言われています。
江戸時代には、様々な花の鑑賞が盛んになりますが、椿もそのひとつです。
芸術の題材として椿が広く知られるようになり、この時期に狩野山楽筆の『百椿図』が描かれました。

椿の品種は、一重咲き、八重咲きなど日本国内で作られた品種だけでも約2,000種を超え、欧米でも「カメリア」と呼ばれ、親しまれています。
日本原産のため日本の気候に合った性質を持っています。
そのため、生育環境への適応能力が高く、育てやすい丈夫な花木で植木鉢や盆栽でも育てられます。

椿の花は、花びらが基部でつながっているため、花びらで散るわけではなく、ガクの部分を残して花ごと落ちます。
そのため不吉な連想をさせる事から、屋敷内に椿を植えない地域があり、病人のお見舞いに持っていく事もタブーとされています。
この様は、落椿(オチツバキ)と表現されます。

京都では椿の名所が多く、椿の小径と呼ばれる庭園がある「平岡八幡宮」、‘‘源氏物語 花の庭‘‘と呼ばれる「城南宮」、長期に渡って多彩な椿(土佐有楽、相模侘助、太郎庵、数寄屋侘助など)が楽しめる「興雲寺」などがあり、風情ある景色が楽しめます。

◆椿の見頃の時期 12月〜2月

◆椿の花言葉 理想の愛、謙遜