千両・南天

千両と南天を楽しめる京都の寺社

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千両・南天が楽しめる寺社一覧

【洛北】平野神社 圓光寺
【洛東】真如堂 平安神宮 ★法然院
【洛中】北野天満宮
【洛西】常寂光寺 化野念仏寺 等持院 善峯寺 松尾大社 西明寺 ★法金剛院 ★東林院(1/15~31)

 

千両・南天とは

千両

千両はセンリョウ科センリョウ属の常緑小低木で、原産地は中国、日本、台湾などと言われています。
日本では、関東から西の地域に分布しています。
冬に赤い実をつけ、名前も縁起が良い事からお正月に飾られ、商売繁盛の縁起木であります。
ギザギザとした葉の上に、小さな実を数個まとまってつけます。
赤い実が一般的ですが、黄色の実の種類もあります。
初夏に花をつけますが、花びらはなく、細かい白い実のような控えめな花がつきます。

南天

メギ科ナンテン属の常緑低木で、中国が原産です。
寒い冬の時期に赤い実をつける事から、縁起物としてお正月に飾られ、「難を転じて福をもたらす」と言われています。
日本では、茨城県から西の地方に分布しており、暖地の山地渓間に自生しています。初夏の時期は小さな白い花を付けます。
南天の実は大きくズシっと重みがあり、水につけなくても、とても長持ちします。

葉や実は薬用として用いられ、葉は南天竹葉という生薬で、胃健・解熱・鎮咳作用などがあります。
また、南天竹葉は殺菌効果があるとされ、お弁当に彩りも兼ねて添えられます。
乾燥させた実は、南天実(なんてんじつ)といい、のど飴にも使われます。

千両と南天の違いは?

同じ冬に実をつける縁起ものですが、植物としては全く異なるものです。
実の大きさは南天の方が2〜3倍ほど大きくブドウの房のように垂れ下がり、葉は小さめ。
それに対し千両は大きめの葉に実が乗るように、数粒だけ上向につけるのが特徴です。
実のサイズ感や葉のつき方を見ると見分けがつきやすいです。

千両や南天だけでなく、赤い実をつける植物に、万両・百両・十両・一両という別名がついています。

◆万両:アカギの別名
◆百両:カラタチバナの別名
◆十両:ヤブコウジの別名
◆一両:アリドオシの別名

他にも、ガマズミ、ナナカマド、ウメモドキ、フサスグリ、ヒペリカム、シンフォリカルポスなどが赤い実をつける植物として知られています。

◆千両・南天の見頃の時期
・千両…10月〜2月(実をつける時期)6月〜9月(開花時期)
・南天…11月〜2月(実をつける時期)6月〜7月(開花時期)

◆千両・南天の花言葉
・千両…利益、裕福、恵まれた才能、財産
・南天…私の愛は増すばかり、よき家族、福をなす、機知に富む